名古屋市緑区(現人口約24.7万人)は、名古屋市の南東部に位置しています。名古屋市の区の中で最も人口の多い区で、桶狭間の戦いの舞台となったことでも有名な場所です。区内の有松町は南北朝時代に開拓された場所で、東海道の宿として知られていました。昔ながらの街並みがいまだに残っており、2016年には旧東海道沿いの街並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。有松・鳴海絞りは、有松・鳴海地域で生産される絞り染めのことで、多数の技法を用いて他の生産地にはない模様に染めることができるとして、人気の高い名産となっています。