川崎市宮前区(現人口約23.2万人)は、川崎市の西部にあります。かつては都心に近いことを活かした近郊農業を行う土地でしたが、東名高速道路などの交通網が整備されたため、都市化が進みました。元々は高津区の一部でしたが、人口増加が激しく、後に分区されてできた区です。人口が多いわりに高校が一つしかないなど、東京や横浜市のベッドタウンとしての側面が非常に強くなっています。川崎市多摩区と宮前区にまたがる生田緑地は、枡形山や戸隠不動跡といった名所旧跡のほか、噴水広場や自然探勝路、芝生広場などがあり、数多くの野鳥を観察することができます。